Friday, October 31, 2008

ホワイトボード


もう2ヶ月ぐらい前になるが、夏の終わり頃、冷蔵庫を買い替えた。

前の冷蔵庫は13年ぐらい使って、だんだん冷蔵機能が低下してしまっていた。電気代も気になっていた。
当時、家の電化製品はなるべくネイビーとか黒とか、濃い色の物を選んでいたけれど、今度の冷蔵庫は白。

3年ぐらい前に電子レンジも買ったけれど、それも白だった。その頃から少しずつ傾向が変化してきているのかもしれない。とはいえ、電子レンジってやっぱり馴染めなくて、その後リサイクルに出してしまった。

とにかく、今回の白い冷蔵庫。
それは、大きなホワイトボードでもある。

紙じゃない面に描くのって、新鮮で楽しいらしい。


マグネットは、最近、我が家の宝物に仲間入りした、顔ちゃんたち。

出会いは高円寺の円盤
毎回、そこで出会った、シンパシーを感じた顔ちゃんを買って帰ってくる。友だちにもいっぱいプレゼントしたりして、今のところ、この4人が残っている。

白い面の上で位置や角度を変えて置くだけで、物語ができていく。
SHINOBUさんというスカルプチャー・アーティストの作品です。

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Friday, October 24, 2008

じてんしゃ

昔のちびまる子ちゃんのエピソードで、3年生にもなったまる子がまだ自転車に乗れない、というものがあった。

きっとioもそうなっちまうんだろうな、3年生でも乗れないかもな、と心配していた。

以前にもその地獄的マイペースな様子を書いた気がするが、彼女は周囲の評価や友だちに言われることをまったく気にせず生きている、ある意味幸福な人間だ。別にどう思われても平気らしい。

4歳の時に補助輪付きの自転車を近所のお姉ちゃんにいただいたけれど、臆病なioは練習するのが怖くて、5歳になっても、6歳になっても、7歳になっても乗れるようにはならなかった。私もめんどうだし、あまりプッシュもしなかった。

ところが最近、自分でも自転車に乗れないと困ることに気がついたようだ。親の自転車の後ろに乗せてるのはそろそろ違法だし危ないし重くて怖いし。

おたふく風邪がやっと治ったと思った日曜日、あいおは自転車の練習をする、と自ら言い出して出かけて行って、サムも私もついて行った。なかなかコツをつかめないio。すると、同じクラスの女の子が2人やってきて、応援してくれた。『下見ないで、前見て!』『こいで、こいで!』と一生懸命。しばらくすると、彼女達も飽きたのか、公園に行こうとioを誘う。サムも私もホッとして『いいよ、行っといで』と言ってそそくさと家に戻った。どうせまだまだ乗れるようになるわけないし、わたしたちもいいかげん退屈してた。

そろそろ暗くなってきて雨もぱらぱら降って来た時、サムがioを呼びに行った。最初、誰がioの自転車を乗り回しているんだろうと思ったら本人だった。1時間ぐらいで覚えてしまった。友だちが公園へ行ってからも特訓してくれて、すぐに乗れるようになったらしい。

友人のRがいつも言ってるけれど、
『友だちパワーには勝てないね。』
ほんとだ。

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Thursday, October 16, 2008

意外に新鮮


夫の看病で思いがけず時間ができた。
看病といっても、おたふくはひたすら治るのを待つのみ、
気楽なものです。
それもあり、ブログをまた開いてみる気になったのも事実。

大人の病人には少々気を使わないといけない。
静かにする。部屋はすっきりさせて、安らぐ環境にする。
狭い我が家(2DK)では食事の支度も後片付けも、
できるだけもの音を立てずにやるためには
必然的に身体の動きがゆっくりになり、作業もじっくりやることになる。
そして気も長くなる。

例えば、今朝スクランブルエッグとキャベツ炒めをつくった
鋳鉄のスキレットを洗った後、シーズニングの油をすり込む作業を丁寧にやった。
一生買い替えない大切な道具なのに、
今まで心込めて手入れをすることがなかった。

こんなことが意外に新鮮なのは、普段それだけ忙しいってこと?
そんなことはなくて、
単に、我心ここにあらず、なだけ。
その先のことばかり考える。
今やってるこれは大事じゃないけど、
いつか、大事なことをやるのか。
身体にそう染み付いているのだろう。

Wednesday, October 15, 2008

復活。

なが〜いブランクの後の、今のわたしたち。

ioは小学校二年生、私もホメオパシー修得中の二年生。
いろいろと緩やかではあるけれど、変わってきている。
こどもと一緒に暮らしていると、当たり前だけれど。

この秋は、キツいなぁ。
自分の慢性病の咳が戻ってきてしまい
ioはおたふく風邪に。
そして、今日、サムもおたふく発症。この年で。

昨日届いた野菜をたっぷり使って雑炊をつくったけれど
噛めないってつまらないだろうなと思う。

以前、母から昔の、母と私の母子手帳をもらったので
チェックしてみたけれど、
予防接種はいっぱいしているのに
おたふくのは記載されていなかった。
ということは…
苦笑。

Saturday, August 18, 2007

佐藤修悦さんの日暮里駅


自分はJRと京成電鉄の日暮里駅をいつも利用している。

今、日暮里駅はすさまじい騒音とともに大掛かりな拡大工事をしていて、仮設の階段や通路を通らされたりで便利とは言えない。

でも、この工事中の日暮里駅には佐藤修悦さんという警備員の人による 駅案内タイポグラフィが今楽しめるのだ。駅を利用するのが楽しくなる程である。

佐藤さんはガムテープでユニークな「修悦体」と名付けられたゴシック書体で駅構内の案内を随所に貼っていっている。この文字がとにかく大きく、優美な形をしている。わかりやすいし、きれい。この作業はここしばらく進行中で、日によって増えていたり、昨日まであったのがなくなっていたりする。

数年間続いた 新宿駅の工事の間、一部のブログで話題になり、今ではもう NHKにまで出演していて、すっかり有名になってしまったので知っている人は多い。YouTubeでもトリオフォーのビデオがあるので見られるが、実際見に行って、触ってみて、ガムテープの重なり具合やカッターの跡を見ると感激は増す。駅は普段、何も考えず、感じず通りぬけるだけの場所。(あるいは自分の場合、その建築物としてのデザインと機能の悪さ、醜さに利用するたびに嫌気がさす場所だったりする。)ところが、この美しい手作りのエレメントが加わるだけでこれほど和んで、通りぬけるのが楽しくなるものなのかと驚いている。

(写真:サム・ベネット。サンキュ。)

Saturday, August 11, 2007

マトリョーシカ


きょうは、まとりょーしかを つくりました。

まとりょーしかは、きで できた にんぎょうです。


なかから どんどん ちいさいのが でてきて たのしいです。


今日書いたioの絵日記(夏休みの宿題)より。

上野の稲荷町にあって、ioがよく通っている教室兼託児所「寺子屋 Fit! 」でマトリョーシカの絵付け教室があった。親子でやって、二人して夢中になってしまった。

ioの、この色の世界は、どこからくるんだろう。
好きだけどね。

Friday, August 10, 2007

映画

Ioはダンス教室の仲間たちと一緒に映画を見に出掛けた。映画は「河童のクゥと夏休み」。大人2人、子供7人で炎天下の池袋へ繰り出した。

小遣いを最小限渡して、電車賃、映画のチケット代とお昼ご飯代を本人たちに払わせてみた。少し残ったのでその後サンリオショップへ行って、買い物もした。Ioは53円のシナモンロールのポケットティッシュだけ買って喜んでた。でも、友だちのノノちゃんは、欲しいものが高すぎるから買えない、だったら何もいらないと言って、余計なお金を使わずに帰ってきた。ちょっとジェラシー。

映画は、後で聞くと結構ヘビーな内容。もう、大人を含めて全員泣いたという。死、絶望、孤独というテーマは1年生にとっては衝撃だったろうなぁ。いいと思うんだ、そういうの。